大阪の全小学校で朝7時からの校門開放がおかしい?教員の負担に賛否

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大阪府の豊中市は,2024年度から市内全ての小学校で,午前7時から校門を開放し,投稿時間まで児童を預かることを発表しました

保護者が仕事しにくくなる「小1の壁」への対策として,関西では初めての取組です

ですが,この発表に対して,「おかしい」「教員の負担が増加する」などの心配の声が出ています

この記事では,豊中市の学校開放についての内容やそれに対する反応を紹介します

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大阪 豊中市の学校開放とは?

まず,豊中市で行われる予定の学校開放の内容を詳しくみていきましょう

ポイントは,4つです

  • 豊中市の全小学校で午前7時から校門を開放(2024年4月から)
  • 児童は登校時間の午前8時まで体育館などで自習をして過ごす
  • 各校には,民間の見守りたいを2人ずつ配置(教員の長時間労働に配慮)
  • 見守り隊に関わる費用として,約7000万円を計上

7000万円というと結構な金額ですね。なぜここまでかけて,学校開放を行うのでしょうか

次に,学校開放の目的をみていきましょう

学校開放の目的は,「小1の壁」

「小1の壁」とは,子どもが小学生入学と同時に,共働きをしていた両親がいままで通り仕事を続けなくなってしまうことです

保育園。幼稚園なら,延長保育を利用することで,早朝の出勤や夕方以降まで勤務することができました

確かに,小学校生活が始まると,柔軟な働き方は難しくなってしまいますよね

保護者が働きやすい環境をつくれるように,学校開放をすることになりました

でも,当然ながら,心配の声があがっています

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大阪 豊中市の学校開放がおかしい?

豊中市の学校開放に対して,心配な声があがっています

内容は,主に3つです

  • 学校ではなく,企業や社会が変わるべきでは?
  • 2人で小学生を見守ることができるの?(児童数が異なるのに,一律2人)
  • 鍵の施錠や子ども同士のトラブルなど,結局教員の負担が増加するのでは?

様々な心配な声がXでポストされていました

見守り隊2人で,小学生をみることに限界があり,教員の負担を懸念する声が多いです。また,保護者と子どもの時間が少なくなり,子どもが犠牲になっているという意見もありました

ちなみに,豊岡市の小学校の数は,39校あります

全校児童数は,200人程度の学校もあれば,1000人を超える学校もあります

全員が学校開放を利用するは思えませんが,児童数が違うのに一律で2人の見守り隊にするというのも,ちょっと強引ですよね

豊岡市以外で,学校開放を実践している地域もあります。それ以外の地域についても紹介します

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東京都 三鷹市の学校開放は?

東京都 三鷹市では,全小学校15校で学校開放を始めています(2023年11月~)

はじまったきっかけは,共働き家庭が多く,保護者の要望が多かったからです。時間は,午前7時30分から始業までの約1時間です

豊岡市と同様に,開門や子どもの見守りは,業者に委託されています

市立南浦小では,初日に約400人が校庭で遊んでいたそうです。全校児童数が約750人なので,半分以上が学校開放を利用したことになります

豊岡市との違いは,校庭のみの開放で校内には入れないことになっています

けがなどが心配ですが,自習内容や鍵の施錠などの心配は少ないですね

まとめ

この記事では,豊岡市の学校開放の内容や心配されることを紹介しました

やってみないと分からないことですが,子ども,保護者,教師のどの立場の人もメリットがあるといいですね

今後の取組に注目です

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