『風の谷のナウシカ』の実写版(YouTube)が24時間で1万再生|クリス・テックス監督のジブリ愛溢れる作品

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こんにちは、ここちです。

みなさんは,『風の谷のナウシカ』の実写版が公開されたのをご存じですか?

実は,この実写版はブラジルで作られました。実写といっても短編動画であり,ジブリ非公認です。YouTubeで無料で視聴できます。(URLは,この記事の一番最後に貼り付けてあります)

ハリウッド版のリメイクではないし,あまり期待できないのでは?。

僕もそう考えていました。でも,この動画の再生数は,公開3日間で60万以上再生されています。

そこまで再生されているのなら,ちょっと気になりませんか?

この記事では,『風の谷のナウシカ」の実写版について解説します。

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『風の谷のナウシカ』の実写版とは?

『風の谷のナウシカ』の実写版は,『Wind Princess(風の姫)』という作品名で公開されました。

YouTubeでの無料公開です。公開24時間で,視聴回数が1万3900回を超えたことからも,注目されていたいことが分かります。

この作品は,映画祭でも高い評価を得られています。

  • スペインのシッチェス・カタロニア国際映画祭
  • カナダのファンタジア国際映画祭

公開日は,2023年10月26日です。このリメイク映画を自主制作したのは,クリス・テックス監督です。

『風の谷のナウシカ』の実写版を作成したクリス・テックス監督とは?

クリス・テックス監督は,ジブリ作品の大ファンです。

さすがのジブリ作品。欧米だけでなく,ブラジルでも1990年代から放送されていました。特に,「千と千尋の隠し」に衝撃を受け,他のジブリ映画を次々と鑑賞しました。

そして,映画学部に進学し,知り合った仲間たちと「Wind Princess」の自主制作を始めました。

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『風の谷のナウシカ』の実写版までの苦労とは?

https://kai-you.net/press/img/dca2d332c724b1a4fb62a79c0de89c7c-large.jpg

実写版のクランクインは,2016年でした。撮影は順調に進み,2017年には撮影が終わっていました。

しかし,自主制作ならではの落とし穴がありました。それは,協賛金が集まらなかったことです。

何とか資金を集め,2023年10月26日に公開できました。制作から7年間かけての公開です。

『風の谷のナウシカ』の実写版の内容とは?

公開された動画は,16分間です。

ナウシカが立ち入った腐海でオームの抜け殻を見付け,暴走したオームから逃げ切るところまでが再現されています。

撮影地は,サンパウロのスタジオとブラジル南部の砂丘で行われました。

登場人物は,ナウシカのみで,会話などはありません。

唯一あるのは,オームから逃げ切ったナウシカに対して,「ナウシカ」とおじさんが声をかけるだけです。でも,そのおじさんは,声のみの出演です。

ナウシカを演じたジェシカ・フレイタグは,15人のオーディションから選ばれました。当時は,映画への出演経験はありませんでした。

ナウシカ役のジェシカ・フレイタグ(左)とクリス・テック監督(右)

フレイタグは,現在も女優活動を続けており,テレビやCMなどの出演しています。この作品を通して,オファーがさらに増えるかも知れません。

『風の谷のナウシカ』の実写版が公開24時間で1万再生された理由は?

クリス・テックス監督の『風の谷のナウシカ』への愛が溢れている

公開24時間で10万再生されたのは,クリス・テックス監督のジブリに対する愛が溢れていることに尽きると思います。

自主制作のため,明らかに合成がつかれているところと分かります。

ですが,腐海に咲く花やオームの殻などの細かい部分が忠実に再現されています。

そのため,『風の谷のナウシカ』の世界観が見事に表現されています。

『風の谷のナウシカ』の口コミ

僕と同じように,『風の谷のナウシカ」も実写版を視聴した人の口コミを紹介します。

『風の谷のナウシカ』の実写版に対するスタジオジブリの反応は?

テックス監督は,2019年に「Wind Princess」の公開の承諾をスタジオジブリにお願いしていました。

宮崎監督との対面はできなかったものの,スタジオジブリの担当者と交渉することはできました。

次のような条件を満たすならば,作品を制作してよいという許可を得ました。

  • 原作「ナウシカ」のイメージを損なわないこと
  • 営利を目的にしないこと

この条件を聞き,テックス監督は喜びました。実際に,作品の冒頭メッセージには,作品に対する愛や営利目的ではないことに対して触れられています。

テックス監督は,約束をきちんと守っています。

作品が公開されてからのジブリの反応は,まだありません。

どんな反応を示すのか,楽しみですね。

まとめ

自主制作ですが,作成したスタッフのジブリ愛が溢れる作品です。

この作品を通して,ジブリ作品の価値がまた高まると思います。ぜひ,続編も制作して欲しいと期待していまします。

まだ視聴していない方は,YouTubeで無料で見られます。

ぜひ,動画を視聴してみることをすすめます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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